疑わしきは使うべからず?
雪平鍋を買い換える
アルミ雪平鍋
10年くらい使っているアルミ製の雪平鍋(18cm)。たしか、ホームセンターで1000円もしなかったと思います。
毎日の味噌汁などで使っているんですが、木の柄が焼けてしまって、ぐらぐらです。さすがに、これだと危ないので、買い換えることに。
ステンレス雪平鍋
買い替えを機に、アルミではなくステンレス製のものを買ってみました。
アーネストの雪平鍋(18cm)。Amazonで1,381円でした。鍋本体から取っ手まで、全てステンレスで出来ています。重さは400g。ぐらぐらのアルミの方は387g(実測)だったんで、あまり変わらないですね。
18cmの他には15cmもあり、アウトドア用としても人気のようです。
ぐらつかない取っ手。よっぽど熱しない限り、熱くて触れないということはないです。
アルミをやめてステンレスにした理由は、私の中でくすぶっていた、あの説です。
アルミニウムとアルツハイマー病
今から二十数年前のこと。某新聞の報道を皮切りに、アルツハイマー病のアルミニウム原因説が一気に広まりました。
当時、私はまだ学生で、調理器具の心配よりも、『ビールや炭酸飲料のアルミ缶は大丈夫なんだろうか?』と不安になったのを覚えています。
その後、この説は下火になり、近年はアミロイドβ説の登場などもあって、国内では、ほとんど片隅に追いやられている状況です。
とは言え、疑いが完全に晴れたわけではないようで、忘れた頃に、新聞に掲載されていたりします。
試しに、Google Scholorで『aluminium alzheimer’s disease』を検索してみると、2022年以降でも、かなりの数の論文が。
これらが全て、この説を支持するものではないにしろ、世界では現在でも多くの研究者がアルミとアルツハイマー病の関連に言及しているわけです。
つまり、風評と一蹴するには時期尚早かと。
他の物で代用できるのに、わざわざアルミに固執することもないしね。疑わしきは使うべからずということです。
ちなみに、アルミニウム原因説の否定派(アルミ業界など)がよく引き合いに出すWHOの見解ですが、この説には根拠が無いといっているだけで、アルミが原因になりうることを完全否定しているわけではないようです。
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