レクポストをソープフィニッシュして作る手抜き棚（後編）

レクポストで作った棚を、ソープフィニッシュします。前編の続きです。

手軽なソープフィニッシュ

ソープフィニッシュとは木材の塗装方法の一つで、その名の通り、石鹸だけで仕上げる方法です。無垢材（白木）のナチュラル感を損なわないので、北欧の高級家具でよく使われます。

簡易な防汚効果は得られますが、水にあまり強くないので、食卓テーブルやキッチン棚には向きません。

石鹸は固形のまま使用するのではなく、お湯に溶かして使います。ソープフィニッシュ用の石鹸も売られているようですが、普通の無添加石鹸で構いません。

普段、風呂場で使っているPBブランドの無添加石鹸。

香料が入っていないので、匂いが気になりません。

石鹸の量は、水１リットルに対し、大さじ１。カッターなどで削ります。

水を加え、弱火で温めて、溶かします。

石鹸水が人肌くらいの温度になったら、塗装開始。あまり長く置くと、ゼリーみたいに固まってしまうので注意。

布などに石鹸水を浸みこませ、塗ります。

全体を塗り終わったら、余分な水分と泡を乾いた布でふき取ります。

よく乾燥させた後、サンドペーパーをかけます。600番くらいがいいみたいです。

最後に、乾拭きして、余分な石鹸くずを払い落とします。

一晩、乾燥させたんで、出来たのは翌朝でしたが、実際の作業時間は２時間くらいでした。

本来は、頻繁にメンテナンスする必要があるらしいんですが、今回はレクポストの手抜き棚なんで、そこまでやるつもりはありません。

ソープフィニッシュって高級家具で使われる方法なのに、かなりお手軽で、低コスト。

チープなレクポストとハイソなソープフィニッシュ。意外な組み合わせですが、手軽さを考えると相性が良さそうです。