関虎徹じゃなくて藤次郎を選んだ理由

包丁なんて何でもいいだろうと思っていたんですが。

藤次郎と関虎徹

安包丁

結婚前はダイソーの、結婚してからは、さすがにカミさんがかわいそうだろうということで、ホームセンターで買った包丁を使っています。

と言っても900円くらいの安包丁ですけど。

ホームセンターの包丁

全然砥いでいないので、これ以上落ちることはないだろうというくらい切れ味は落ちていますが、一応使えてます。

でも、あまり気持ちのいいものではないですね。

切れ味だけならまだしも、ネギがやきもち焼きだらけになった日にゃ、かなりイラッとします。

ちょっといい包丁

そこで、思い切ってちょっといい包丁を買ってみました。

Tojiro Pro F-895

藤次郎のステンレス三徳包丁(Tojiro-Pro F-895)です。刃渡りは170mm。ホームセンターの安包丁が145mmだったんで、結構長く感じます

210mmの牛刀にしなくてよかったぁ。

ちょっといいと書いたのは、いわゆるエントリークラスで、まともな包丁としては一番安い部類に入るものだからです。希望小売価格8640円(税込)のところ、Amazonで5600円(税込)でした。

同価格帯の三徳包丁(Amazon) 実売価格 レビュー
藤次郎 プロ DPコバルト合金鋼割込 三徳 170mm F-895 5,600円 重量バランスがいい。
藤次郎 DPコバルト合金鋼割込 三徳 170mm F-311 3,927円 ハンドルが安っぽい。
藤寅作 三徳 170mm FU-895 6,021円 刻印が『藤寅作』。旧モデル?
関虎徹 V金10号 鍔付 三徳包丁 180mm YG300 4,396円 無骨過ぎ。
貝印 関孫六 4000ST 三徳包丁 165mm AB-5222 3,100円 錆びやすい?
Misono(ミソノ) モリブデン鋼 三徳庖丁(ツバナシ) No.681/18cm 5,067円 刃が薄く軽すぎる。

一番上が今回買ったF-895です。二番目のF-311と刃はまったく同じなんですが、ハンドルがステンレスで刃とのバランスがいいということで選びました。

三番目の藤寅作 FU-895は、たぶん、F-895の藤寅工業(藤次郎の旧社名)時代のものです。ハンドルもステンレスで、F-895との違いは刻印だけかと思います。

下の3点は他メーカーのものです。最初、関虎徹を買おうかと思っていたんですが、在庫が無かったのと、カミさんが『見た目が無骨過ぎ』と言うのでTojiro Proにしておきました。

ちなみに、藤次郎で使われているDPコバルト合金鋼もV金10号(VG10)だそうなんで、両者の刃材に大差はないはずです。もちろん、仕上げによる差はあると思いますが。

一番下のミソノは本職御用達のメーカーです。最高峰のUX10シリーズだと数万円しますが、最も安いモリブデン鋼シリーズのツバナシだと、辛うじて今回の候補に入ります。上表の中では唯一、全鋼です。刃が薄く軽すぎるということで止めておきました。

お約束の

お約束の完熟トマトの試し切りです。

藤次郎でトマトの試し切り

刃がスーっと入っていきます。今までの包丁は何だったんだろうというくらいの切れ味です

砥石とまな板については、また後日。

※まな板についての記事『硬いまな板を包丁にやさしくする簡単な方法(前編)』を投稿しました。〔2017年8月 追記〕

※砥石についての記事『藤次郎プロに最適な砥石』を投稿しました。〔2018年6月 追記〕