今どきのドリップには、はかりが必要?

勘と経験はもう古い?

デジタル化するコーヒー抽出の今

これまでの抽出方法

手鍋焙煎を始めたのを機に、浦島太郎状態のドリップ方法をアップデートしたいと思います。

目からウロコの手鍋焙煎
珈琲豆の価格が急騰しているそうで、いつも飲んでいる楽天の2kg入り福袋も、10年前は2000円で買えたのが、今や3999円。

これまでの抽出方法はこんな感じ。

カリタのメジャースプーン
豆の量をカリタのメジャースプーン(1杯約10g)で量って。

ドリップ
ダイヤミルで挽いた豆を、トップバリューのペーパーとカリタの102でドリップ。サーバーは以前紹介した軽量カップです。

沸騰したお湯をドリップポット(カリタS600の改造品)に移し、蒸らしは、ドリッパーから落ちるか落ちないかくらいの湯量で40秒。豆の量が、メジャーカップ2杯のときは300mlくらい、3杯のときは400mlくらいまで、トータル3分くらいで抽出していました。(濃さの調整は抽出量で。)

あと、豆の上に溜まった泡にアクが吸着されているので、完全に落としきらないようにするのがポイント。

割れないコーヒーサーバー
ガラスだと渋が付きにくいなどのメリットもあるんでしょうが、それ以上にデメリットなのがよく割れること。たぶん今までに5個くらいは割っています。

ドリップ歴は30年近くになりますが、細かい道具の変更はあれど、基本、このような感じで、毎朝、淹れています。

ドリップを始めた頃、参考にしていたのは、当時のコーヒー愛好家の間でバイブルとされていたインターネットサイト、百珈苑です。(現在でも、公開されていました。)

百珈苑
コーヒーホームページ「百珈苑」にようこそ! 百珈苑は、日本でインターネットが流行しはじめた1996年頃に作成し、公開しつ...

ドリップのトレンドを知る

最新のドリップ方法とはどんなものなのかを知るため、3冊の本を買ってみました。

珈琲の淹れ方の本
左から、井崎 英典 (著) ワールド・バリスタ・チャンピオンが教える 世界一美味しいコーヒーの淹れ方(2019/12/19)、粕谷 哲 (著) 誰でも簡単! 世界一の4:6メソッドでハマる 美味しいコーヒー(2023/4/19)、畠山 大輝 (著)  至高のコーヒーの淹れ方(2023/9/28)

3氏とも、国内、世界のバリスタやドリップなどの大会で優勝経験のある、その道の第一人者です。

ドリップというと、髭を生やした初老の喫茶店のマスターというイメージでしたが、いまどきは、若くてスマートなバリスタなんですね

コーヒースケール?

これら3冊で紹介されているドリップ方法に共通していて、私がこれまでやってきた方法と最も違う点。

それは、抽出量ではなく、注湯量で測るということ

抽出量であれば、ドリッパーから落ちてきた湯量をサーバーの目盛りで量ることができますが、注湯量(注いだお湯の量)となると、豆に吸収される分もあるため、目盛りで量ることはできません。

では、どうやって量るのかというと。

コーヒースケール
コーヒースケールなるはかりが必須なんだそう。ドリップ専用のはかりがあったなんて、初めて知りました。

キッチンスケール
試しに、家にあったキッチンスケールで淹れてみると。

淹れている途中、オートオフで電源が切れてしまいました。

やっぱり、専用品を買うしかないか。

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