300円で新しい世界が開けました。
ホームロースト元年
珈琲豆の価格
珈琲豆の価格が急騰しているそうで、いつも飲んでいる楽天の2kg入り福袋も、10年前は2000円で買えたのが、今や3999円。
コスパがよいという理由で選んでいたんですが、ここまで来ると考え直さないといけません。
手鍋焙煎?
1kgで2000円なら、生豆を買って自分で焙煎した方が安くなるんじゃないだろうかと、家庭での焙煎について、いろいろ調べていると。
YouTubeで、こんな動画を見つけました。
煎りたてハマ珈琲さんの、手鍋を使った焙煎の実演です。
家庭で、そこそこの焙煎をするには、数万円はするサンプルロースターなどの焙煎機を買わなければいけないと思い込んでいたので、目からウロコでした。
生豆を買う
物は試し。早速、生豆を買ってみました。
珈琲問屋の生豆。これも楽天です。1kg入りで、ブラジルNo.2#18が2,080円、セール中のマンデリンが2,240円でした。
コストの方は福袋より少し高くついてしまいましたが、生豆だと煎りたてが飲めるので、その分、パフォーマンスは高いです。(うまく焙煎できればの話ですが。)
拘らなければ、もっと安い豆もあるようです。
ペラペラのステンレス鍋
煎りたてハマ珈琲さんが使っている手鍋はダイソーのアルミ鍋なんですが、家にちょうどよいステンレス鍋があったので、これを使うことにしました。
キャプテンスタッグ・ラグナステンレスクッカーL(※)の16cm鍋。
キャンプ用に買ったんですが、最近はほとんど出番がありません。これに、300円チョイで買った汎用のガラス蓋を乗せています。
煎りたてハマ珈琲さんによると、蓄熱性のある厚底のステンレス鍋より、こういったペラペラのものの方が温度をコントローしやすいんだそうです。
あと、焙煎では空炊きに近い状況になるので、フッ素コーティングがあると、有毒ガスの発生が心配です。その点、この鍋なら安心ですね。
※Mセットにも16cm鍋が入っているようです。
生豆(ブラジルNo.2#18)を120g量り取ったところ。
ガスコンロのSiセンサー
手鍋焙煎の場合、手鍋をガスコンロの五徳に乗せたり、振ったりを繰り返す訳ですが、最近のガスコンロにはSiセンサーが付いていて、鍋底が250℃に近づくと、自動で弱火になってしまいます。(高温モードだと290℃くらい。)
なので、センサーが付いていないカセットコンロや業務用の鋳物コンロで焙煎をする方が多いようなのですが、なるべくなら、シンプルに、家にあるガスコンロを使いたいですよね。真上に換気扇もついているし。
そこで、またまた、YouTubeを見ていると。
こんな簡単なモノで回避できることが分かりました。(ホント、YouTube様様です。)
ゼムクリップを曲げて、フック状にしたものです。
こんな感じに引っ掛けて、センサーが鍋底に触れないよう押さえつけます。
このやり方は、料理系のYouTuberの方が紹介していた方法を、機種にあわせて、少しアレンジしたものです。
試される方は、くれぐれも自己責任で。
初めての焙煎
初めての焙煎は、基本の中深煎りを目指します。
ガスコンロの火が五徳にかかる程度にして、スマホのタイマーを見ながら、鍋を振っていると、7分40秒でバチバチという音が鳴り始めました。
『これが1ハゼか。』
蓋をパカパカさせながら、さらに過熱。1ハゼと2ハゼの違いが分からずにいたところで、煙が出てきたので、14分くらいで煎り止めました。
焙煎後の重さは95g。煎りたてハマ珈琲さんが推奨する焙煎指数という値を計算すると。120g/95g=1.263。
期せずして、中深煎りではなく、深煎りになってしまいましたが、煎りたてを淹れて飲んでみると。
十分、美味しいです。
自分で焙煎して、しかも、美味しく飲めるなんて。久々に感動。
煎りたてハマ珈琲さんが、手鍋焙煎の動画を配信し始めたのは、今から4年前。
もっと早く知るべきでした。
コメント