家庭用の洗濯乾燥機でも、ダニ退治できるんですね。
高温でダニを死滅させる
ダニは何度で死ぬのか
黒カビ対策のために買い換えたばかりの洗濯乾燥機(東芝 AW-8V2M)に、思わぬ使い道が。
それは、布団や枕などのダニ退治。
2015年7月22日放送の、ためしてガッテン『今こそ!ダニ撲滅宣言』によると、ダニは50℃の熱で20~30分、60℃の場合は一瞬で死滅するんだそうです。
この温度であれば、家庭用の洗濯乾燥機でも十分クリアできるということなんですが、実際のところ、どうなんでしょうか。
乾燥方式と温度
最近は、洗濯乾燥機にも、いろいろなタイプがあります。中には、衣類へのダメージを考慮して低温での乾燥を謳った機種も。
東芝のホームページには、乾燥温度についての情報が無かったので、パナソニックのページを参考にまとめてみました。
乾燥方式 | タイプ | 温度 | |
---|---|---|---|
ドラム式 | ヒートポンプ | 65℃ | |
ドラム式 | ヒーター | 水冷・除湿 | 100℃ |
縦型 | ヒーター | 水冷・除湿 | 100℃ |
縦型 | ヒーター | 排気 | 70℃ |
乾燥機 | ヒーター | 空冷・除湿 | 70℃ |
最近流行りのヒートポンプ方式は、他に比べて、ちょっと温度が低めですね。その分、衣類にやさしく、電気代の節約にもなりますが。
東芝に問い合わせたところ、私が購入した縦型洗濯乾燥機AW-8V2Mは、上から4番目の、ヒーター乾燥方式の排気タイプに相当するそうです。
内部の温度と乾燥時間
ためしてガッテンでやっていたダニの死滅温度(50℃以上)というのは、ダニ自体の温度であって、乾燥機の温度性能(上表)とは異なります。
シーツなどの薄手なものであれば、短時間でこの温度に達するかもしれませんが、厚手のタオルケットや毛布などで、ダニが内部にまで入り込んでいる場合は、それ相応の時間がかかるはずです。
電気代がかかるので
放送では触れていませんでしたが、ためしてガッテンのホームページには、『毛布、タオルケットなどは30分~1時間程度で生地の奥まで熱が伝わる』とあります。
つまり、乾燥機の温度性能と、乾燥させるものの種類によって、ダニを死滅させるのに必要な時間というのは変わってくるんです。
今のところ、ダニ退治に着目した洗濯乾燥機というのは無いみたいで、こういった情報は皆無です。東芝だと説明書に温度も書いてありません。
乾燥には電気代もかかることだし、時間は短いに越したことはないんですが、当面は勘に頼るしかなさそうですね。
※Panasonicのダニバスター(2016年9月)、日立の「ダニ対策」コース(2017年6月)など、ダニ退治機能のある洗濯機が増えているようです。〔2020年2月 追記〕
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