年末の大掃除に向けて、ケルヒャーのスティック型スチームクリーナーSC1プレミアムを手に入れました。
ケルヒャー初のスティック型
SC1 プレミアム
ケルヒャーのスチームクリーナーというと、これまではキャニスタータイプしか選択肢が無かったんですが、今年(2015年)の3月、ハンディータイプが新登場しました。
名前はスティックスチームクリーナー、型式はSC1です。家電量販店向けのプレミアムと、ホームセンター向けのクラシックの2種類があります。2つの違いは本体の色と、後述する付属品のみで、性能はまったく同じです。
今回購入したのはプレミアムの方。クールな白黒ボディーが決め手になりました。ちなみに、クラシックだとケルヒャー伝統の黄色と黒のツートンです。
スペック
参考まで、キャニスタータイプの人気機種SC1.040と比較してみました。キャニスタータイプというのは、昔ながらの掃除機みたいな形をしたタイプのことです。
SC1とSC1.040の比較
SC1 | SC1.040 | |
---|---|---|
スチーム吐出圧力 | 0.32MPa | 0.32MPa |
ボイラータンク加熱温度 | 143℃ | 143℃ |
ボイラータンク容量 | 0.2L | 1L |
ヒートアップタイム | 3min | 6min |
連続使用時間 | 6min30sec | 30min |
重量 | 1.5kg | 3kg | 本体サイズ(WHD) | 127*186*321mm | 250*256*382mm |
消費電力 | 1200W | 1500W |
SC1はハンディーといってもボイラー式なので、スチームのパワーはキャニスタータイプと同等です。ただ、サイズが小さい分、タンク容量も小さくなるので、ヒートアップタイムと連続使用時間が短くなります。
ヒートアップタイム(スイッチを入れてからスチームが使えるようになるまでの時間)は短いに越したことはありませんが、連続使用時間が短いのは時としてかなり不便になります。
と言うのも、ケルヒャーのスチームクリーナーは、スチームが切れ、水を足そうとしても、タンクが冷めるまで蓋を開けることができない仕様になっているんです。説明書によると、SC1の場合、冷めるのに要する時間は約1時間。実際はそこまで待たなくても開きますが。
収納性を重視するならSC1ですが、実売価格だとSC1.040やSC1.020の方が安いんで、悩むところです。
プレミアムの付属品
SC1プレミアムのアクセサリは全部で13個。プレミアムというのは、アクセサリの豊富さのことを言っているようです。
左がノズルヘッド、右下がスポットノズル。2個のブラシ(右上)は同じものですが、使い分けに便利なように色分けされています。
フロアノズル(左)とハンドブラシ(右)。
延長スチームホース(左)と延長パイプ(右)。2本のパイプは単独でも連結しても使えます。
フロアノズル用クロス(左)とハンドブラシ用カバー(右)。どちらも2枚です。
ちなみに、SC1 クラシックだと、これらのうち、スポットノズル、フロアノズル用クロス1枚、ハンドブラシ用カバー1枚が付きません。よって、アクセサリは全部で10個になります。実売価格はプレミアムより3千円くらい安いようです。
ウェットシートいらず
最初に試したのはフロアノズルです。
フロアノズルはそのままでは使えません。必ずフロアノズル用クロスを噛ませる必要があります。でも、これってただの長細い雑巾なんですよね。サイズさえ合えば、家にある雑巾で代用できます。
ただし、あまり薄いものはおすすめできません。フロアノズルの裏側がギザギザしていて、床に傷が付く恐れがあるからです。
ダイソーの雑巾(大)です。スチームが通りやすいように隙間を少し開け、内側に折ってあります。
両端をクリップで留めます。ピンと張るのがコツ。
キッチンまわりの床。油と汚れでベトベトです。ウェットシートではまったく歯が立ちません。
フロアノズルを延長パイプの先に装着し、スティックスタイルで拭いていきます。
ものの5分でこの状態。
すっかり綺麗になりました。スチームはすぐに乾くのでサラサラです。
頑固な油汚れの場合は、薄めた台所用中性洗剤をちょっと付けてやると、嘘のようによく落ちます。洗剤の残留が気になる場合は、雑巾を取り替えてスチームのみでもう一度拭いてやればOK。
アイリスオーヤマやスチームファーストでは、別売りで専用洗剤が売られているようですが、普段使っている洗剤で十分かと思います。所詮は界面活性剤ですし。
スポットノズルの威力
次に試したのはスポットノズル。
他のアタッチメントと違って、ノズル自体が汚れに触れることなく、スチームの圧力で汚れを吹き飛ばします。スチームの威力を実感できるので、使っていて爽快です。
噴出口の直径は1mmくらい。先細の形状がスチームの密度を高めます。
スチームホースにノズルヘッドを付け、その先に装着。
浴室ドアの通気口に噴射すると、黒カビが流れ落ちてきました。
窓枠のパッキン内部に溜まった汚れを吹き飛ばしているところ。
スポットノズルはサッシの溝や便器のふち裏など、ブラシの届かない汚れに最適です。自己責任になりますが、エアコン内部の洗浄にも使えるようです。
SC1クラシックとノズルセット
SC1クラシックではスポットノズルが付属しませんが、別売オプションのノズルセットとして手に入れることができます。
実売価格は千円ちょっとですし、延長ノズルというSC1プレミアムには付属しないパーツも付いてきますので、クロス類を無視できるのであれば、SC1クラシックとノズルセットを買った方がプレミアムよりお得かもしれません。
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